京都大学附属図書館メディアコモンズ

KYOTO UNIVERSITY LIBRARY -Media Commons- 〈2015.4〉

大学図書館の各メディアの視聴、語学学習の為の場である「メディアコモンズ」の改修デザインである。新たなメディアコモンズは、従来の個人学習に加えて、2~4人の対話学習や多人数による大画面を囲んでのメディア視聴の場が求められた。我々はこれらの機能を利用規模ごとに緩やかに分節し、その部門間の活動を繋ぐ役割を持ち空間全体の背骨となる木素材の空間造作を挿入した。この空間造作は格子状になっており、既存の室に点在していたCDやDVD資料を一挙に収納し、これからの資料拡充にも対応しながら、メディアコモンズの空間全体において知的でやわらかな印象の空間を創出している。利用者とメディアとの出会いを演出し、図書館という静かな学修空間から自然と誘い込まれるような新しい境界面を創り出している。空間造作を通してアナログから最新のデジタルまで、多様な映像や音声資料を所蔵するメディアコモンズの活動をわかりやすく外へと見せることによって、メディアの電子化が進む現代における図書館・メディアコモンズの存在意義を改めて捉え直し、対話学習の意義を見い出す試みである。


[作品データ]
場所: 京都府京都市左京区吉田本町 
主用途: 大学附属図書館内メディアコモンズ 
改修面積:240㎡
協働メンバー:田中健一郎,志藤拓巳,進藤拓哉,林和希,山田文音