京都大学附属図書館ラーニングコモンズ

KYOTO UNIVERSITY LIBRARY -Learning Commons- 〈2014.4〉

大学附属図書館ラーニングコモンズは図書館職員、学生、教員のコラボレーションによって成立した。所属や専門領域を横断したデザインの場を作り上げ、チームが一つのテーマについて話し合い実現へ向けて共に歩んでいくプロセスは想像力を掻き立てるものであり、このプロセスこそが、学生の自主性や創造性を期待するラーニングコモンズの実現に大きく貢献したことには大きな意義がある。空間デザインとしては、従来の図書館学習とは異なる能動的な学習を促すことが求められた。私たちは「既存の4本の柱」、「既存書棚」と呼応するように、均質な図書館空間にやわらかな曲線のデザインを挿入し、互いに緊張感を持った状態で共存させた。天井からの余白を持ち、照明に照らされ美しい陰影を描き、光の揺らぎのある新しい空間を創りだしている。


[作品データ]
場所: 京都府京都市左京区吉田本町 
主用途: 大学附属図書館内ラーニングコモンズ 
改修面積:425㎡ 
協働メンバー(所属・肩書は当時のもの):元木 環(学術情報メディアセンター助教),北 雄介(デザイン学ユニット 特定助教),北村 由美(附属図書館准教授),山中 節子(附属図書館),赤澤 久弥(附属図書館),喜多 一(国際高等教育院教授),奥村 昭夫(グラフィックデザイナー/学術情報メディアセンター客員教授),永田 奈緒美(学術情報メディアセンター)他
施工:株式会社ZYCC


[受賞歴]
・  DSA 空間デザイン賞2014 学生賞
・  JCD デザインアワード2014 入選(BEST100)
・文部科学省「国立大学等の特色ある施設2014」選出

設計プロセスに関する論考
太田裕通:"デザインの場"の設計とコラボレーション -京都大学附属図書館ラーニングコモンズのデザイン-, デザイン学論考vol.1, 京都大学デザイン学大学院連携プログラム, pp.18-23, 2014.7